【転職活動】逃げ癖のある僕が勝手にやってしまうことから転職先を考えてみた
最近、転職活動をしながら「自分は何を仕事にしたいんだろう」と考えている。
今の仕事はITエンジニアだ。
ただ、正直なところ、今はかなり仕事へのモチベーションを失っている。
コードを読んでも技術的な細かいことがなかなか頭に入ってこない。AIに分かりやすく説明してもらって、なんとか理解して仕事を進めることも多い。
そして、そんな自分を見ていると、
「自分には逃げ癖があるんじゃないか」
と思うことがある。
「逃げ癖」なのか、それとも「合っていない」のか
仕事だけではない。
僕は筋トレも続かなかった。
筋トレ自体は、本当にやりたいと思っていた。
実際、トレーナーがついてくれていた2ヶ月間は続いたし、その後もしばらくは一人でやっていた。
でも、結局やめてしまった。
振り返ってみると、僕は「誰かに見てもらっている」ということから、かなりエネルギーをもらう人間なのだと思う。
一人になった途端、続けるためのエネルギーが弱くなった。
仕事も筋トレも続かない。
そういう経験を並べると、
「結局、自分はしんどくなったら逃げる人間なんじゃないか」
と思ってしまう。
でも、本当にそうなのだろうか。
最近、過去を振り返っていて、一つだけ明らかに違う経験があったことに気づいた。
塾講師のアルバイトだ。
頼まれてもいない教材を、勝手に作っていた
塾講師をしていたころ、僕は生徒に勉強を教えるのが好きだった。
そして、あるとき僕は、塾から頼まれてもいないのに教材を作り直していた。
「この順番で学んだほうが理解しやすいんじゃないか」
「ここでこれを覚えておけば、後でこの知識とつながる」
「この説明なら、この生徒にも刺さるんじゃないか」
そんなことを考えながら、教材をゼロから組み直していた。
別に給料が増えるわけでもない。
むしろ、今考えれば完全にサービス残業だった。
それなのに、やっていた。
しかも、楽しかった。
ここには、今のITエンジニアの仕事との大きな違いがある気がする。
ITの仕事では、「理解しなければ仕事にならないから理解する」という感覚が強い。
でも塾では違った。
誰にも「教材を作れ」なんて言われていないのに、
「もっとこの生徒に伝わる方法があるんじゃないか」
と思ったら、勝手に手が動いていた。
この違いは、結構重要なんじゃないかと思う。
「何が得意か」より、「何なら勝手にやってしまうか」
少し前に、営業職からWebマーケティングへ転職した人の体験談を読んだ。
その人は、営業の仕事すべてが嫌だったわけではなかった。
顧客の課題を聞いて解決策を考えることは嫌いではなかった一方で、初対面の人との雑談や会食、数字を積み上げること自体にモチベーションを持つことには、ずっと苦しさを感じていたという。
ところが、営業の中でも、資料を作ったり、競合を分析したり、「どうすれば相手に刺さるのか」を考えたりすることは苦ではなかった。
気づけば、誰に言われたわけでもないのに、休憩時間にマーケティングについて調べていた。
そして、その「勝手にやってしまうこと」を手がかりに、Webマーケティングへ転職した。
転職後も、もちろん仕事が簡単になったわけではない。
できないことはある。
でも、その「できない」の質が変わった。
「この仕事そのものをやりたくない」ではなく、
「まだ経験がないからできないんだ」
「じゃあ、どう改善しよう」
と考えられるようになった。
この話を知ったとき、かなり刺さった。
仕事を考えるとき、
「何が得意なのか」
「どんな経験があるのか」
「どんな仕事なら安定しているのか」
だけではなく、
「誰にも言われていないのに、勝手に考えてしまうことは何なのか」
という探し方があるんじゃないか。
そして僕にとって、塾講師時代の教材作りは、かなり分かりやすい例だった。
僕は「人」に対して動くのかもしれない
もう一つ、最近気づいたことがある。
会社が成長すること。
商品が売れること。
サービスが改善すること。
もちろん、それらも面白い。
でも、それだけでは僕の心はそこまで強く動かない。
それよりも、
一人の人間の人生が良くなること。
こっちのほうが、ずっと強く心が動く。
だから今、キャリアアドバイザーという仕事に興味を持っている。
もちろん、実際のキャリアアドバイザーは綺麗事だけではできないと思う。
面談をたくさんこなす必要がある。
数字も追わなければならない。
一生懸命支援していた求職者と、突然連絡が取れなくなることもあるだろう。
本人が望んでいても、「今は転職しないほうがいい」と判断することだってあるかもしれない。
自己理解がほとんどできておらず、
「自分が何をしたいのか分からない」
という人と向き合うこともあるだろう。
でも、僕はむしろ、そういう人と向き合えるようになりたい。
その人がこれまでどう生きてきたのか。
何をしているときに楽しかったのか。
何に苦しんできたのか。
何を大切にしているのか。
そういうものを一緒に紐解きながら、その人自身も気づいていなかったものを見つけていく。
そして、理想だけではなく現実も見ながら、
「じゃあ、これからどう生きていこうか」
を一緒に考える。
そういうことを、感覚だけではなく、たくさんの人と向き合って経験を積みながら、いろいろな角度から考えられるようになる。
「人が働くとはどういうことなのか」
「この人にとって、現実的により良い生き方は何なのか」
そんなことについて、自分なりに語れるくらいのプロフェッショナルになれたら。
めちゃくちゃかっこいいと思う。
「大変じゃない仕事」を探したいわけではない
もちろん、不安はある。
今の僕には、朝から晩までエネルギッシュに動き続けられる自信があるわけではない。
キャリアアドバイザーになって、毎日たくさんの求職者と話して、数字も追って、長い時間働く生活になったら、
「やっぱり無理だった」
となる可能性だってある。
それが怖い。
でも最近は、少し問いが変わってきた。
僕が探しているのは、
「大変ではない仕事」ではないのかもしれない。
大変でも、
「もっと上手くなりたい」
「次はこうしてみたい」
「この人には、もっと良い支援ができたはずだ」
と自然に考えてしまう仕事。
仕事が終わったとき、
「疲れた。大変だった」
と言いながらも、
「でも、やってよかった」
と思える仕事。
そういう大変さなら、今までとは違うかもしれない。
そして、その大変さの中でたくさん動いて、失敗して、また考えて、少しずつ上手くなっていく。
その循環を回すこと自体に、意味があるのかもしれない。
「やりたいこと」だからこそ、回し続ける
ここまで考えて、もう一つ思った。
「やりたいことをやる」というのは、「自分の好きなペースで、好きな部分だけをやる」ということではない。
たとえばキャリアアドバイザーになって、
「僕は求職者ファーストだから、一人ひとりにじっくり時間をかけたい」
と思ったとしても、それだけでは仕事として成果を出せないかもしれない。
たくさんの人と面談する。
上手くいかない。
数字も追う。
失敗する。
もっと良い方法を考える。
また動く。
そうやって数を重ねることで、最初はできなかったことが少しずつできるようになる。
そして結果として、以前よりも多くの求職者に、以前よりも良い支援ができるようになる。
それこそが、本当の意味での「求職者ファースト」につながるのかもしれない。
たぶん、ブログも同じだ。
僕は以前から、自分が考えていることを文章にしたいと思っていた。
自分の考えを整理して、言葉にして残せる人は、単純にかっこいいと思う。
でも、
「ちゃんと自分で書かなきゃ」
「いい文章にしなきゃ」
「書きたいと思ったときに書こう」
と思っていると、結局なかなか書かない。
だったら、今の時代はAIを使えばいい。
まずAIに話す。
自分が考えていることを、とにかく喋る。
AIに文章にしてもらう。
それを読んで、
「ここは違う」
「本当はこういうことが言いたかった」
と直す。
そして、公開する。
また何かを考えたら、話す。
書く。
公開する。
また考える。
考える → 話す → 書く → 公開する → また考える。
この循環を、とにかく回していく。
最初から完璧な文章を書けなくてもいい。
むしろ、回し続ける中で、自分の考え方も文章も少しずつ深くなっていけばいい。
キャリアだってブログだって、最初から理想通りにできる必要はない。
大変でも、上手くいかなくても、それでも回し続ける。
その先で、
「人の人生について、深く考えられる人」
「自分の考えていることを、きちんと言葉にできる人」
になれたらいい。
僕は、そういう人をかっこいいと思う。
だったら、とりあえずそこに向かって動けばいい。
この文章も、その一つ目として公開してみようと思う。