57年、奴国王は、死者を後漢に送り、光武帝から「漢委奴国王」と刻まれた金印をもらいました。
「こんな(57)金印欲しかった!」
このエピソードは、後漢書東夷伝という書物に書かれています。
中国という大きな後ろ盾があると、日本で大きな立場を取れるために、中国に使者を派遣するわけですね。
金印は、福岡県志賀島で発掘されています。

金印には、「漢委奴国王」という文字が刻まれています。

こんなきれいな金印をもらえてうれしい奴国王の気持ちになって、
「こんな(57)金印欲しかった!」
金印や称号をもらった系として、邪馬台国の卑弥呼が親魏倭王の称号をもらったことと混乱しがちなので整理しておきましょう。
57年 | 奴国王 | 後漢書東夷伝 | 漢委奴国王 | 金印発見済み(志賀島) |
239年 | 邪馬台国の卑弥呼 | 魏志倭人伝 | 親魏倭王 | 金印未発見 |
「こんな(57)金印欲しかった」の「こんな」から、
- こん→「後漢」
- な →「奴国」
が連想されると、混乱が一気に解消されますね!
以上、奴国王が金印をもらった年号の覚え方、語呂合わせ解説でした!